2025/02/25 16:37

”墓じまい”は、少子高齢化や核家族化でお墓を引き継ぐ人が減っていること、都市部への人口移動でお墓が遠方になり管理が難しくなっていること等の理由により、近年その数が著しく増えてきています。厚生労働省の「衛生行政報告例」によると、図表のように墓じまいの件数は増加しており、今後ますますその数が増えていくことが予想されます。

◎墓じまい後に手元に残ったお骨はどうする?

ここでは墓じまい後に手元に残ったお骨(遺骨)の扱いについて、日本ではいくつかの選択肢があります。それぞれに特徴や注意点があるので、あなたの状況や気持ちに合った方法を検討してみてください。以下に代表的な方法を分かりやすく説明します。


1. 散骨

遺骨を粉末状にして海や山などに撒く方法。自然に還したいという気持ちから選ばれることが多いです。

また、手元供養との併用が多いです。


<メリット>

お墓の管理が不要で、費用も比較的抑えられる(5~30万円程度)。自然とのつながりを感じられる。


<注意点>

散骨は法律で明確に禁止されていませんが、自治体の条例や私有地のルールを守る必要があります。

海なら船をチャーターしたり、山なら許可を得たりと準備が必要です。

専門業者に依頼する場合は5~30万円程度が相場。自分でやるなら費用は抑えられます。


また、故人のご遺骨が全てなくなってしまうため、後々後悔する場合も考えられます。


2. 永代供養墓への納骨

寺院や霊園が管理する永代供養墓に遺骨を納める方法。個別のお墓ではなく、共同で供養されます。


<メリット>

後継ぎがいなくても施設が管理・供養してくれるので安心。費用もお墓を新しく作るより安価。


<注意点>

合祀(他の遺骨と一緒になる)されるため、後々ご遺骨を取り出すことはできません


3. 手元供養

遺骨を自宅で保管する方法(一般的にはご遺骨の一部)。小さな骨壺やアクセサリー(ペンダントなど)に納めて身近に置きます。

※当サイトの”ZAYU”は小さな骨壺のタイプとなります


<メリット>

いつでも故人を近くに感じられる。場所を取らず、費用も抑えられる。


<注意点>

ご遺骨の一部を手元に残すのが一般的なため、その他部分のご遺骨の扱いも併せて考えておく必要がある(「手元供養+永代供養墓」「手元供養+散骨」)。


4. 納骨堂への安置

屋内の施設にあるロッカー式や仏壇式のスペースに遺骨を納める方法。


<メリット>

天候に左右されずお参りしやすい。永代供養と違い、個別の場所が確保されることが多い。


<注意点>

費用は初期費用で10万~100万円程度+管理費がかかる場合も。

契約期間が決まっている場合があり、終了後は合祀に移行することもある。


5. 樹木葬

遺骨を木の根元や自然環境に埋葬し、墓標の代わりに樹木を植える方法。


<メリット>

自然志向で環境に優しく、お墓の継承が不要。費用は20万~80万円程度。


<注意点>

場所によっては家族全員の遺骨を一緒に埋葬できない場合も

施設やプランによって条件が異なるので確認が必要。



生前に故人の意向を聞いていたなら、それを尊重するのが一番ですが、それを把握できていない場合は、同居する家族や親族と話し合って、みんなが納得できる方法を選ぶと後々のトラブルが少ないです。

その際、費用も選ぶ方法によって大きく異なるので、話し合いの重要ポイントとして考えておきましょう。


特に昨今、多死社会による火葬場不足問題が露呈したことで、火葬待ちによる葬儀費用の高騰(ドライアイス代、安置費用、エンバーミング代等)が中長期的に想定されるため(特に都市部において)、お墓にまつわる費用は経済的にも無理のない範囲で収めたいものですね。




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